親族が亡くなった時、身内の者は喪に服しますが、これについて定めたものが、服忌制度です。
●忌中(50日祭まで)
古来より我が国では、『死』をおそれ、「ケガレ(気枯れ)」と考えて忌んできました。
忌中というのは、自分が「忌むべき状態にある」という事を言います。
この期間は、世間に対しても慎むべきときとされています。
●喪中
喪中の期間は、亡くなった人との関係の深さによって違います。
一般的には、忌明けの後は、家庭のまつり事も平常通り行っていただけます。
忌の期間中は、鳥居をくぐることを遠慮してもらいます。
しかし、やむを得ない場合はお祓いを受けてお入りいただくことも出来ます。
ご家庭やお身内にご不幸があった場合、一年間、家庭の神棚に神宮大麻や氏神様のお札をおまつりしてはいけないと言われるが方ありますが、それは間違いです。
忌が明けたら、お札をおまつりして、神様の御加護をいただけるようにすべきです。
●同居のご家族が亡くなった場合
神棚・・・50日まで正面に白紙を貼り、お祀りを遠慮します。忌明けしたら白紙を取り平常通りお祀りします。
お札・・・忌中の期間中にお正月を迎えた場合、年内にお札が届いた時にはそのまま保管して下さい。
「忌」が明けてから古いお札と取り替えます。
神社で、お預かりしておくこともできますのでご相談下さい。
●親戚に不幸があった場合
神棚は平常通りお祀りします。